「子どものいない女性は政治に向いていない」。米議員の差別発言に、ハリス副大統領の義娘が擁護

_{カマラ・ハリス副大統領}

BBCは、ハリス副大統領が民主党大統領候補に指名されるために必要な党代議員の過半数の支持を確保したと報じている。  

民主党は早ければ8月1日に、候補者を正式に指名すると発表した。  

エムホフ氏の前妻カーステインさん

2014年に弁護士のダグラス・エムホフ氏と結婚した、ハリス副大統領。エムホフ氏には前妻カーステイン・エムホフさんとの間に、息子コールと娘エラがいる。

ハリス副大統領は2019年、雑誌Elleで新しい家族のかたちが「築けている」とつづっている。

「カーステインは素晴らしい母親で、彼女との関係も良好です。私たちは友だちなんです」  

共和党の副大統領候補、J.D.バンス氏

Fox Newsのインタビューで、バンス氏はハリス副大統領を名指しして、性差別的な発言を繰り返した。  

同氏は「この国は子供のいない『猫好きの女性』たちによって運営されている」と自論を展開。

他にも数名の女性の名前を挙げながら 「自分自身には子どもがいないのに、この国の将来に直接関与できるのか、純粋に疑問だ」と発言し、批判を集めた。

エムホフ氏の前妻カーステインさん（左）

「（2021年のバンス氏の発言は）根拠のない攻撃です。私たちは、息子と娘が10代の頃から10年以上に渡り、3人で一緒に子育てをしてきました」

「カマラは、愛情深く、慈悲深く、ずっとそばにいてくれます。私は、この家族のかたちが大好き。カマラがいてくれることに感謝しています」

カースティンさんは、バンス氏の「親ではないから一国を担う役目に相応しくない」という自論を一蹴した。